成人病が生活習慣病という名称になり、健診による早期発見、早期治療の2次予防から、ライフスタイル改善による1次予防へと重点がおかれるようになってきた。そのため子どもの時から望ましい生活習慣をつくり、食生活のバランスを整え、将来の疾病を予防することが求められている。
減量を目指すだけではなく、体重増加を抑え、現状維持を図りながら、身長の伸びにより肥満が改善されることを目指す。
・生活習慣病予防
・自己の体重の把握
・健康の保持増進
本校では肥満度20%を超えた児童・生徒の希望者を対象に行っている。
(1)体重測定
原則毎週月曜に体重測定を行い、測定結果をグラフに示す。
養護教諭・担任がコメントし栄養士確認のもと、家庭へ持ち帰る。
(2)バンビ通信配布(2ヶ月毎)
望ましい生活習慣、調理方法、食事内容、おやつ、運動等の情報を提供する。
(3)料理教室(希望者のみ)
栄養士が紹介する低カロリーで栄養バランスのとれた満足感のあるメニューを、実際に保護者が調理し、試食を行う。料理教室のレシピはホームページとバンビ通信で紹介し、参加できなかった保護者も家庭で実践することができるようにする。
(4)親子運動教室(希望者のみ)
多摩障害者スポーツセンター職員の方(予定)を講師に招き、運動教室を実施する。(夏休み期間中)
肥満改善・健康の保持増進・体力づくりを目的とし、日常生活で体を動かしながら運動を楽しみ、豊かな生活を営む態度を育てる。
(5)食事調査(希望者のみ)
家庭での食事内容(1週間程度)を記録して頂いたものに、栄養士がコメントをつけて返却する。
(6)相談(希望者のみ)
保護者より希望があった場合、相談を行う。
原則肥満度が20%以下になった時点で卒業としている。